幸せになる我慢と不幸になる我慢

「我慢強い」という言葉がありますよね。

嫌なことがあっても、諦めず、逃げ出さずに我慢する。

一見良いことのように思えますが、
我慢には、あなたを幸せにする「よい我慢」と
不幸にする「悪い我慢」があるんです。

目標を達成するためには、
やりたいことだけやって成功することは難しく、
やりたくないこともやらないとなりません。

例えば、ダイエット
瘦せるためには運動や食事の制限が必要です。

仕事も趣味も同様で、好きなこと、やりたいことをやるためには、
やりたくないことも我慢してやる必要があります。

あなたを幸せにする我慢とは、
目標を達成するために自分の意志でしている我慢です。

この我慢のことは、「努力」とも言います。

目標に向けて我慢や努力をすることで、
目標が達成出来たら幸せですよね。

反対に、「悪い我慢」とはどんな我慢でしょうか?

それは目標など無い、嫌なことから逃れるための
自分の意志で選択していない自己犠牲的な我慢です。

たとえば、人から雑に扱われやすい人は
相手の機嫌を損ねることを恐れて、
本当は嫌なことを嫌だと言えずに我慢していませんか?

本当は嫌なのに、「しょうがない」と
諦めて我慢していることはありませんか?

この我慢を続けても、幸せになることは出来ません。

なぜなら、自分をないがしろにしている我慢だからです。

この我慢を続けることで手に入るのは、
「その場で相手の機嫌を損ねないこと」
「想像している嫌な目に合わないこと」
くらいです。

私の子ども時代を思い返すと、
自分をないがしろにして、「悪い我慢」ばかりを続けていました。

DV・モラハラ気質の兄から殴られるのが怖いから
言うことを聞く。

本当は怖いから関わりたくない、近づきたくない
関わっても嫌な思いしかしないことが分かっているのに、
呼ばれたら怖いから行く。

ずっと我慢していました。

当時の私は我慢するしか選択肢が考えられなかったので、
ものすごく我慢強かったです。

でもいつまで続けても苦しいだけで、
まったく幸せではなかったです。

大人になった今では
このしんどい実家からは抜け出しています。

こんなに苦しい我慢をしなくても付き合える
優しい家族や友人が周りにいます。

「恐怖」や「不安」からくる我慢を止められた今思うのは、
ものすごく嫌なことを無理して我慢していたなということです。

もしも、あなたが自分のことをないがしろにして、
不本意な我慢をしているなら、
そこから抜け出してみませんか?

我慢を止めるって、怖いと思っていることに向き合うことなので、
怖いですよね。


でも、そこに向き合って
自己犠牲の我慢から解放されると、
人間関係がとても楽になります。

ビリーフカウンセリングでは、
あなたを不幸にする我慢を止めるお手伝いが出来ます。

どうぞ、お気軽にご相談ください。