相手のことをいつも優先して、
人から認めてもらえないと不安になってしまうことはありませんか?
相手に認めてもらうために努力をしたり、
自分の言動は相手から受け入れてもらえるのかと
不安になってしまったり。
人から認めてもらえるかを必要以上に気にしなくなる方法
それはあなた自身が、ありのままのあなたを受け入れることです。
人には良いところもあれば、良くないところもありますよね。
あなたの良くないと思っているところも含めて、
あなた自身のことを受け入れられていますか?
人見知りだから、話下手だからと、
そんな自分に×の評価をつけていませんか?
なぜ人から認められようとするの?
生まれたての赤ちゃんは人が認めてくれるのかなど気にせず、
泣きたいときに泣きます。
人から認めてもらえるか気になるのは生まれつきの個性ではなく、
成長していく過程で学習した生き方です。
それではなぜ、あなたは人の顔色を気にするようになったのでしょう。
それは
幼少期に、ありのままのあなたを受けいれてもらえなかったからです。
幼い子どもは一人で生きていくことができません。
生きていくためには、親や大人の保護が必ず必要です。
幼い子どもにとっては、親から愛されること、
お世話をしてもらうことは、生存につながっています。
親に愛されない・認めてもらえないことは
子どもにとって、辛く耐え難いことです。
ありのままで愛してもらえたらいいけれど、そうではないと
自分がどう思うか、どうしたいかは二の次になり、
相手の顔色を読んだり、相手に合わせるようになります。
反対に人の反応が過剰に気にならない人は、
幼少期にありのままを受け入れてもらい、
愛情を得るため、生き延びるために
相手の反応を過剰に気にする必要がなかった人なんです。
ありのままを認めてもらえない環境で育つと
片づけなさい
言うことを聞きなさい
人に迷惑をかけたらいけない
勉強しなさい
成長する過程で子どもはたくさんの価値観を親から受け取ります。
ありのままのあなたを認めてもらえず、
親の理想通りではないときに、否定的な言葉を言われたり、
がっかりした表情を向けられたり、
他の誰かと比べられて育つとどうなるでしょう。
愛されるためには、ありのままでいるわけにはいかず、
相手に認めてもらえるように振る舞わなくてはなりません。
「親の理想通りの私」、「良い子の私」など、
誰かを満足させる私でいる時にのみ、認められると思い込みやすくなります。
すると、「どんな私でもOK」と
自分の存在そのものを認められなくなってしまいます。
幼い頃は親に認めてもらえるように振る舞い、
大きくなると今度は親以外の人からも認められるように
振る舞わなくてはいけないと思い込んでしまいます。
誰かに認められようとすると、
自分らしくいられずに、誰かの価値観に振り回されてしまうので、
生き辛くなります。
反対に良いところだけでなく、たとえダメなところがあっても、
認められ、愛情を与えられて育つとどうなるでしょう。
良いところもダメなところも含めてどんな私でも認めてもらえると、
安心していられるので、生きるため、愛されるために
いつも自分よりも相手を優先して認めてもらう必要がなくなります。
すると、相手の反応に関わらず、自分らしくいられます。
まとめ
幼い頃にありのままを認めてもらえなかったことで、
あなた自身のことを認められなくなり、
自分よりも相手を優先する生き方を学習しています。
相手を常に優先しなくてはいけないというのは、
過去の経験から作られたあなたの思い込みです。
相手を尊重することは素晴らしいけれど、同じようにあなたの気持ちや考えも大切にしていいんですよ。
過去の出来事は変わらなくても、あなたの思い込みを変えていくことはできます。
相手に合わせて、今までよく頑張ってきましたね。
これからはダメなところも含めて、
少しずつ自分で自分のことを認めてあげましょう。
長年の思い込みを変えるには、こつこつと取り組む必要があるけれど、
心から安心できると、あなたらしくいられるようになります。
自分のことを認められるようになると、
人から認めてもらえるかどうかは、気にならなくなっていきます。
カウンセリングでは、そのお手伝いができます。
一人では難しいという方は、心理カウンセラーやセラピストを
頼ってみることをおすすめします。